ギリシャ流のクリスマス
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からりと晴れ渡った夏のギリシャも素敵ですが、地中海の恵みがますます美味しさを増す冬のギリシャもなかなか捨てたものではありません。
特にクリスマスは最大のイベントです。
クリスマスイブには、「クリストブソモ」という独特のパンケーキが焼かれます。
「クリストブソモ」とは、「キリストのパン」と言う意味。
家庭それぞれの味、デコレーションがあります。
クリスマスイブには、子どもたちが太鼓やトライアングルを奏でながら、クリスマスキャロル「カランダ」を歌い、家々を回るのです。
夕食はクリスマスイベントの中心です!
クリストブソモがテーブルの真ん中にドンと置かれ、家長がクリストブソモの上で3度、十字お霧「フロニャ・ボラーニ」(おめでとう)といいながら家族みんなにケーキを切り分けるのです。
そして家族みんなで食卓を3度持ち上げるのです!
これはあくまで厳粛な儀式です。
そのあと、本格的な夕食の始まり! お母さんの腕の見せ所です。
クリスマス専用のクッキー「メルマカロナ」が焼かれます。
シナモンの香りが漂う丸い、素朴なクッキーです。
オリーブオイル2カップとお砂糖3/4カップ、オレンジジュース3/4カップを合わせてかき混ぜます。
小麦粉7~8カップに、小さじ2杯ほどのベーキングパウダーと、小さじ1杯のベーキングソーダを加え、ふるいにかけます。
3回かけるとかなり肌理がこまかくgoodです。
そこに最初のオリーブオイルをゆっくりと加えていきます。
卵ほどの大きさに生地を丸め、平たくします。
油は敷かずに、オーブンで30分焼きます。
仕上げは、たっぷりのシロップ。
はちみつ、砂糖、水をすべて2カップずつあわせ、15分間ほど浸しておきます。
シロップから出して平らなお皿に並べ、胡桃を砕いたものとシナモンを振り掛けます。
しっとりとした優しい味のクッキーです。
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